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救世主教について想う

2022年09月18日

救世主教について想う

2.救世主教の成り立ち(教団の歩み)

【『入信の書』『信徒の手引き』より作成しました】

  • 救世主教は昭和三十一年(1956年)七月、神の啓示を受けられた牧喜之助師によって開かれました(私たちは牧喜之助師を「開祖」と申し上げています)。大分県別府市に教団本部を置き御神業が始められ、翌三十二年(1957年)には国の行政機関である文化庁(当時の文部省)に正式に認証されました。2022年7月時点において、開教六十六年の歴史を有する宗教法人です。
  • 私たちが「救世主様」ともお呼びしている開祖・牧喜之助師は、かつては実業家として大阪でご活躍され、功成り名遂げられた方でした。しかし、家庭的には恵まれず、四人の子供を二人は幼少のうちに、二人は成人後に相次いで失われ、親としての悲哀を深く味合われました。また、実業家として多くの従業員を雇用され景気変動の激しい時代に幾多の困難を切り抜けて行く過程で色々な苦しみを体験されました。その間、道徳や仏教、神道等を研究され、「人間はいかに生きるべきか」という万人共通の問題に取り組まれたのです。ところが昭和二十九年(1954年)開祖は突如として「九州の地において救世主教を開け」との神の啓示を受けられました。主神の啓示は繰り返し示されたことから、ついに一大決心をされ、昭和三十一年(1956年)に九州においでになり、別府に本拠を定めて救世教を開かれたのです。
  • 救世主教の教えの中核をなすものは「すべて森羅万象は、大光明主神の目に見えない御経綸によって生成化育が行われており、そこには主神の御神意(みこころ)と審判が絶えず働いている」ということです。そして開祖は、この主神のみこころと審判を洗霊と言魂の御神業によって示されました。また開祖は、「感謝・素直・真実」という人間にとって最も価値のある根源的なものを鋭く、また厳しく教えられました。
  • 開祖の遺された御教え(みおしえ)を「御聖言」と呼んでいますが、その中からみおしえの真髄を示す短文をいくつか紹介いたします。

・神の大愛と恩恵から離れて 現世に生きることは不可能である

・人間は自分の想念が綺麗に生まれ変われば、神はいかようにも育てて下さる

・人間の運命は 想念次第で天国にも地獄にも行く

・感謝の想念に勇気が生まれ 素直性に忍耐の力が与えられる

・人間の尊厳とは生命にあり。神を視るによって燦然と輝く

・苦を逃れようとする想念は 苦に対して無力となる

・いったん悪い状態が現れることは 良くなるための調和である

・神は子供を使われる。神は子供を愛される

・人生に明るい希望と楽しい自由と美しい平和。これが真の文明である

  • 開祖は五年間の御神業の後、昭和三十六年(1961年)十月六日ご昇天されました。このときをもって開祖は主神と一体となられ、救世主として私たち神徒を見守ってくださっていると信じています。開祖はご昇天の間際に「現世に日月地の神世が誕生した」と御宣言になられました。私たちはその神世の住人となるべく、救世賜命に励んでいます。