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菊花開

2021年10月13日

菊花開

10月13日は七十二候(72の季節)の一つ「菊花開きくのはなひらく」です。

「菊花開」とは、暦の上では菊の花が鮮やかに咲く頃ということです。また、今の季節の秋晴れのことを、「菊日和」「菊晴れ」とも言ったりするそうです。

菊といえば「重陽の節句」もあります。旧暦9月9日です。新暦だと今年は10月14日です。菊の花を飾ったり、菊酒を飲んだりして不老長寿を願う行事です。旧暦の9月では菊が咲かないため忘れがちな行事になってしまってるようです。私も知りませんでした。

「菊花開」の季節になってきたので、各地で菊の展示や菊まつり、品評会が行われます。ちなみに鹿児島市の仙巌園は11月の予定のようです。菊の原産地は中国、3000年以上前に遡ります。中国では神聖な力を持つ薬として珍重されていました。菊の花言葉は「高貴」。日本には平安時代に伝わってきました。桓武天皇の菊の俳句があります。

「このごろの しぐれの雨に 菊の花 散りぞしぬべきあたらその香を」。(この頃の時雨の雨に菊の花が散ってしまいそうだ。悲しいことに香りも消えてしまうのだろう)。という意味のようです。この時代、菊の花は貴重だったのでしょう。

菊の花は昔から人々に愛されてきました。今では、菊の種類も数多くあります。洋菊と和菊、大菊から小菊、色も様々。仏壇に供える菊、鑑賞用の菊、食用菊などなど。平安時代に始まり現在まで広く長く伝わってきたんですね。感慨深いです。せっかくなので今日は菊の花を飾りたいなと思います。

神様へのお供え物は、「 節供 」、区切りという意味での「 節句 」、物事の区切りは「 節目 」、愈々、10月17日は、御聖誕60周年記念祝典です。60年という節目を迎えて、令和4年教年度の始まりとなります。