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神一重

2022年05月19日

神一重

*自然の仕組みは、破壊の裏に創造があって、表裏は一体である。 これを霊的に解けば、正邪善悪は一如である。 天国と地獄は別のようで、実はその根元が想念であり一如である。 この神理を視ることが、神仰の女妙諦といえる。

*苦楽を一日の生活のなかに味合っていくと、苦しみにも愉しみにも感謝ができる。 苦しみのない感謝などは、ほんとうの力にはならない。 真の感謝は、苦に対する感謝ができてこそはじめて味合える。

*苦を逃れようとする想念は、苦に対して無力となるのである。 苦に対して無力は、自分の生命力を無力にしてしまうことになる。 苦労することに喜びがなく人生にも感謝もできなければ、真の力は想念に生まれてこないのである。

*神は、苦の力を与えられて、本霊を育てられる。 苦(九)の力が、神にムスヒて生まれる神秘な仕組みである。 神の実力を離れて、人智をもっていかにしても、九分九厘であることが、わかっていないのである。