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神在月

2021年11月15日

神在月

旧暦の10月は神無月といいます。島根・出雲地方以外のとこでは、地域をはじめ、身の回りの様々なものを司る神様「国津神」が、出雲へと向かってしまい神様が不在であるから神無月ということです。実際には「天津神」が留守を守ります。出雲だけは「神在月かみありづき」になるのです。

神様を迎える側は大変です。出雲大社から西方1キロほどの稲佐の浜では、多くの神職や氏子が集まり、海から来られる八百万の神様を迎える神事・神迎祭を行い、波の音・篝火・祝詞の奉上。そして龍蛇神をご先導として神職たちと出雲大社へと向かいます。11月14日から21日まで滞在されます。その間、出雲大社では様々な取り決めを話し合う神議り(かみはかり)をするのです。

平安時代から行なわれてました。我が国や、私たちの繁栄や安寧、縁結び、五穀豊穣など有り難きことばかりをお取り決めなさるのです。神々は神職の「お立ち〜!」との高声とともに、出雲大社をお立ちになられます.出雲の人達は、神々のいるこの時期は悪ふざけせず、慎ましくしているとか。特に神様をお見送りする日の夜は、神様がさまざまなところにいるからと、大人しくしているそうです。

神様と人の距離が近いような気がします。神様を大切にしながら、神様を身近なものとして捉えているということだと思います。

教会の研修旅行で、出雲大社から松江城に回りました。目には見えない神様の声を聴き、感じることができれば良いですね。 その為に、浄想念(清浄)を心がけいきましょう。