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ちいさい秋みつけた。

2021年08月29日

ちいさい秋みつけた。

残暑の厳しい日が続いてます。一挙に夏日となって暑いです そんな暑い中でも、秋の気配を感じるようになりました。

「ちいさい秋見つけた」という童謡があります。作詞家のサトウハチローさんは幼児期に大やけどを負い、この火傷の後遺症のせいで仕事の際に机を使わず、布団の上にうつ伏せに寝た状態で創作活動や読書を行なっていました。1番の歌詞に

「ちいさい秋 ちいさい秋 ちいさい秋みつけた めかくし鬼さん 手のなる方へ すましたお耳に かすかにしみた よんでる口笛 もずの声 」

幼児期のハチローは、引きこもっていた部屋の中でめかくし鬼で遊ぶ他の子供達が羨ましく、その様子をじっと耳を澄まして聴いていたのでしょう。かすかに耳にしたモズ(百舌鳥)の鳴き声。

百舌鳥は秋の季語です。外に出られず季節の変化を、肌で感じる機会が少なかったハチローにとって百舌鳥の鳴き声は「ちいさい秋」だったのです。

今朝ふと思ったのが、蝉時雨の合唱が鈴虫の鳴き声に変わったことに気づきました。そういえば、朝の日の出が少しずつズレてきたこと、日の入が少しずつ早くなっていること。こうやって暑さの中にも秋の気配が感じられるんですね。今から秋が増えることが楽しみです

そして、もう一つの楽しみは、10月の祝典参拝です。その頃は、もっと深い秋を私たちに見せてくれることでしょう。