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徳を積む。その2です。

2021年08月29日

徳を積む。その2です。

さて、人が生きていくには、多くのいのちの犠牲の上になりたっていることは言うまでもありません。そのような心をもつとき感謝が生まれ思いやりの想念(こころ)培うことができるのです。もちろん自分のいのちをも大切にするという心が育ちます。物を大切にするということも徳を積む行為に繋がるのです。生きる姿勢そのものが徳を積むか、積んだ徳を少なくしていくかどうかに繋がっていくのです。

ここに一人真面目に生きる人がいるとします。その人は別の人のためとか世のためとか言わないけれど、大自然の中にあって与えられた仕事を転職と考え、一生懸命に働いている、周りの人は彼のその姿をみているだけで清々しい気持ちになれる。このような人は立派に徳を積んでいます。また、ある人は世のため人のためと言ってやはり仕事にも精をだしています。しかし、言葉づかいが悪く周りの人を傷つけたり気分を悪くさしてしまいます。このような人は半分徳を積みながらも、積んだ徳を少なくしている人なのです。このように徳を積む行為はまず、自分自身の想念(こころ)と言動、言い換えると心言行を正し、神に結んだ心言行を心掛けることなのです。人は、生きているだけで、他の生物を犠牲にします。その上に自分では気がつかない間に、他の人を傷つけることもないとは言い切れないのです。ですから、心言行をいつも正し、一致した在り方をするよう望まれるのです。そしてそれは、簡単なことではなく大変に難しい事なのです。それができれば徳を積む行為の半分は成し遂げられたと言えます。

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