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いろんなお話
2022年03月17日
春のお彼岸
もうすぐ春のお彼岸です。「暑さ寒さも彼岸まで」といわれるとおり、お彼岸は年に2回あります。春分の日、秋分の日のそれぞれを中日とし、その前後3日間を合わせた7日間がお彼岸です。春のお彼岸は18日です。中日が21日、彼岸明けが24日になります。

お彼岸は「ご先祖様への感謝を込めて供養をします。そして仏教の教えに従い精進すべき時期」とされています。本来は悟りの世界へ達するために「六波羅蜜」という
修行を、お仏壇のお世話を通じて実践できます。
①布施(ふせ)・・施しをすること。水をお供えする。
②持戒(じかい)・規律を守る。お線香を焚くこと。
③忍辱(にんにく)・正しい心を持つ。花を供える。
④精進(しょうじん)・たゆまず努力する。塗香を身に着けること。
⑤禅定(ぜんじょう)・平静な心を持つ。ご飯を供える。
⑥智慧(ちえ)・・智慧を磨き働かせること。ロウソクに火を灯す。

日頃の生活の中で出来ることですが、毎日しっかり実践することは難しいかなと思います。
だからこそお彼岸の時は「六波羅蜜」の実践をしたいものです。仏教とか宗教に関係なく良いことは真似したいものです。お彼岸は、いつも以上に丁寧に感謝を込めてご先祖供養をしようと思います。
2022年03月12日
桃始笑 (ももはじめてさく)
5日から19日頃までは啓蟄(けいちつ)。大地も暖まり、春の陽気に誘われて冬ごもりしていた虫たちが動き始めます。虫だけでなく蕨やぜんまいなど土から顔を出します。

「啓」は、ひらく。「蟄」は、土の中で冬ごもりをしている虫という意味です。桃始笑は10日から14日頃をいいます。蕾がほころび桃の花が咲き始める頃。
昔は花が咲くことを「笑う」と表現しました。桃は弥生時代には日本に伝わっていました。古来中国では邪気を祓う神聖な木でした。伊邪那岐命が、黄泉の国の伊邪那美命を訪ねて、黄泉醜女(ヨモツシコメ)に襲われた時桃の実を投げて追い払ったとあります。

桃は神聖なもので、歴史が古い果物です。食べる時期はまだ先ですが、頭の片隅に置いておこうと思います。今からは春の山菜や野菜ですね。独特の苦味があったりします。
「春の皿には苦味を盛れ」という言葉があります。この苦味が冬の間に体に溜まった老廃物を流し出します。積極的?とは言いませんが、少しは苦味を食して体の中を綺麗にしましょう。旬の食材は体にいいですから。
桃の節句について、日本民族の伝統を表現する神代の原始時代に於ける信仰の行事が百々の節句で生命誕生の神事を雛人形に型取って芸術化したもの。 その神秘性は、神ムスヒの喜びと誕生の恩恵に感謝する人間性が信仰的雛祭の行事。

感謝と素直に依って、神の愛と力は戴ける。
2022年03月02日
ひな祭り
3月3日は雛祭り、桃の節句です。雛祭りは平安時代に紙人形を作って、海や川に人形を流し、身の穢れをお祓いする行事でした。今は清めやお祓いというよりも、女の子が健やかに育ち、幸せであるようにと願いを込めて雛人形を飾ります。

娘を授かった親の「子の幸せを想う気持ち」が込められています。ちなみに私は3月3日生まれです。娘のためだけでなく自分のために「お雛様」と「お内裏様」を飾ります。

母が孫のために7段飾りを揃えてくれたのですが、年々飾るのが面倒になって今は2つだけです。桃の花を飾り、ちらし寿司と蛤のお吸い物を食べて満足しています。こういう行事が毎年出来ることが喜びです。

三月のみこころは、神誕生の聖儀です。
① 昭和33年3月3日 三六九の神世が神定めに誕生した。 ② 神の誕生は人の生命に宿っている。
③ 人間創造の神秘は、火神魂五(イヅ) 水神魂三(ミヅ)で、五男三女神が誕生
④ 人間創造の神秘な神事の型は、3月3日の雛祭り(桃の節句)-百の実相 桃の仕組
私にとって3月3日は素晴らしい日です。

2022年02月16日
雨水
立春から数えて15日目頃は、雨水。空から降るものが雪から雨に変わり、氷が溶けて水になるという意味です。雪解けが始まる頃のこと。草木が芽生える頃で、昔から農耕の準備を始める目安となっていました。

春一番が吹くのもこの頃ですが、実際のところ春は遠いですね。2月に入って関東地方などは大雪だったり、鹿児島も冷える日があったりと寒いです。三寒四温(寒い日が3日ほど続くと、その後4日間くらい暖かい)を繰り返しながら段々と暖かくなって春へと向かうんでしょう。家に居ることが増えています。
雨水、この日に雛人形を飾ると良縁に恵まれるといわれます。女の子のいる御家庭は雛飾りもいいかと思います。あともう少しで暖かくなりますよ。人間は暑ければ「暑い」と、寒ければ「寒い」と嘆いてしまいます。ですが、夏は冬に感謝し、冬は夏に感謝が大切です。

この時期に、おいしい和菓子はうぐいす餅です。柔らかく煉り上げた餅で、ふっくら上品な甘みの粒あんを包み、香ばしいきな粉をたっぷりかければ美味しい。早春の訪れを告げる、朝生菓子ですね。

2022年02月13日
バレンタインデー
今年もやって来るバレンタインデー。聖ウァレンティヌスに由来するといわれるバレンタインデー。その歴史はローマ帝国時代にまで遡ります。時の皇帝クラウディウス2世は、兵士の結婚を禁じていました。家族というものができると士気が下がると考えたからです。その禁令に背いて恋人達の結婚式を執り行ったのがキリスト教の司祭だったウァレンティヌス。やがて皇帝の知ることとなり捕えられ殉教者となったのです。ウァレンティヌス司祭は聖人となり「聖ウァレンティヌス(英語読みでヴァレンタイン)」。と呼ばれる愛の守護神として祀られことになりました。

2月14日はウァレンティヌスが殉教した日なのです。バレンタインデーに女性が男性にチョコレートを贈る習慣は日本独自です。「義理チョコ」「本命チョコ」と大変です。でも、私も買いました。4つ。日本で愛の守護神というか、縁結びの神は出雲大社の大国主神(おおくにぬしのみこと)。日本にも立派な神様がたくさんおられます。もちろんチョコもいいですが、参拝もいいかなと。

2022年02月10日
建国記念の日
11日は建国記念の日です。文字通り、日本という国ができたことをお祝いする日です。祝日です。恥ずかしながら私は、建国記念日だと勘違いしてました。

「建国記念の日」と定められたのは昭和41年です。日本の初代天皇である神武天皇が、西暦紀元前660年2月11日に今の奈良県橿原に都を開かれ即位されました。日本の始まりは奈良県ということになります。大和の国にふさわしい気がします。10年くらい前に橿原神宮に行ったことがあります。広い敷地に堂々たる鳥居と建物。神武天皇が祀られてます。12月の寒い時に行ったので少しだけしか見ることができませんでした。また行ってみたいと思います。
ちなみに神武天皇は天照大神の第五世代直系子孫です。建国記念の日は神武天皇が即位した日であって日本が建国されたことを祝う日です。家の門に、日の丸の旗を掲げるところがあります。お祝いのパレードがあったりしますが、またもやコロナ感染の影響で中止かなと思います。

ちょうど今は北京での冬季オリンピックがあります。家でのんびりテレビ観戦もいいですし、古き時代に想いを馳せるのもいいですね。
記念日、記念の日、違いますよね。思い込みをしている事はたくさんあります。先入観があると見えないものを見る事ができません。又、聞こえないものを聞くことはできません。
1+1を10にする霊智で色々と感じていきましょう。

2022年02月03日
立春
節分が終わると、翌4日は立春です。立春は暦の上で春が始まる日をいいます。
八十八夜やニ百十日などは立春から数えます。立春とはいえ今が一番寒いように感じます。全国的に厳しい寒さが続きます。体に堪えますね。

先日は梅の花を見ました。きれいなピンク色で美しいでした。梅の木は「春告草」はるつげぐさと呼ばれ、花の中で最も早く咲くといわれています。

草木は春が始まっています。人間には、まだまだ冬で寒いです。体調に気をつけましょう。ちなみに豆腐は昔から体を清める力があるとされていました。
節分に豆を食べることによって罪穢れが祓われ、翌立春には、豆腐を食べると清められた体に幸せがやってくるといわれています。豆腐は縁起物ですね。是非いただきましょう。
そして、神様は、私たちにたくさんの宝物をくださっています。”困難という宝物” ”人間関係という宝物” ”試練という宝物” どれもこれも”宝物”とは手放しで歓べそうには見えません。しかし、どれも人として成長していくうえで、必要として与えられているのです。春の兆しが見え始める時期(立春)に、”宝物”で、因縁清算(神赦し)、解消(神救い)の”救いの審判”を賜りましょう。

2022年01月30日
節分
2月3日は節分です。本来、節分とは季節の節目である「立春」「立夏」「立秋」「立冬」の前日のことをいいます。季節の分け目の日という意味です。旧暦では春から1年が始まるとされていたので「立春」の前日である「春の節分」が大切とされ
「春の節分」=「節分」となったようです。春の節分には邪気が入りやすいと考えられ、節分の豆をまいて鬼を追い払い、無病息災を祈る行事として追儺(ついな)が広がり、豆まきが節分の行事になったといいます。

節分といえば恵方巻。その年の縁起の良い方角(恵方)を向いて巻寿司を丸かぶりすると願い事が叶い、福を招くとされる食べ物です。最近では恵方巻の種類もたくさんあって選ぶのも楽しみです。豆まきしましょうね。
私達の節分は「神は内、福は人」の神言を唱えながら、五色(茶・白・赤・緑・黄)の花豆を撒く神事です。人としてのあり方、人として生きる姿が込められています。想念(心)に神をいただいて感謝・素直・真実を見失わない御神意です。福を人の他のために為す生き方を忘れない救いの利他行に誘う(いざなう)御神意です。御神意に結んで「共の仕合わせ」を赦されていくのです。

2022年01月23日
感謝する想念(こころ)
寒い中にも暖かな陽射しが出ています。今日はいい加減に畑仕事です。玉ねぎの追肥と、九条ネギの間引きと追肥。

今朝は霜が降りてました。それでも野菜達は元気です。成長の早い遅いはありますが、野菜の生命力を感じます。先日は猪肉を始めて食しました。臭みを取るためか赤ワインで煮込まれたそうです。美味しかったです。フランスではジビエ料理は上級階級の貴族の口にしか入らなかったそうです。高級食材です。
山野を駆け巡り大空を舞った天然の肉は、脂肪が少なく栄養価は高い。力強く生命力に溢れた御馳走です。私達は野菜にせよ、肉魚にせよ、数知れない生命の犠牲をいただいて生きています。感謝の想念(心)を忘れてはいけません。感謝の想念(心)でいただきましょう。

私たちのからだをつくるもとになったり、エネルギーになったり、私たちの「いのち」をささえていますが、食べることは、植物や動物の「いのち」を食べることでもあります。
「いただきます」や「ごちそうさま」のあいさつは、「いのち」を食べることと食べ物を育てた自然へ人への「ありがとう」という気持ちを表す言葉。私たち人間は、からだの中に自然の力を取り込んでいるのです。 「ありがとう」は、こころがよろこんでいる言葉です。「ありがとう」と言うとこころのよろこびが大きくなっていくのです。

2022年01月23日
通りがかりで
港近くを車で走行中、停泊中の船を見て、帆船 海王丸でした。数年前にも、停泊していました。

海王丸は、1989年、59年間にわたって、海の若人を育ててきた初代海王丸の代替船として建造されました。初代海王丸は、鹿児島商船水産学校の練習船「霧島丸」の遭難を契機として、1930年に日本丸とともに建造され、当時の田中隆三文部大臣の「日本の海の王者にふさわしい船にしたい」という、我が国の海運に寄せる期待を込めて「海王丸」と命名しました。
