2023年05月30日
~無の力~ 真実となって無の力をいただく
- 神言の実生
救世主様は、“すべては神言によってはじまる。 現象にあらわれてくることは、神言が移された神ムスヒの型である。 主神・日月地大御神様は、大神言をもって日月地の神世の創造をすすめられたのである。”と仰せられました。 主神の大神言を現界に写し、形にあらわして片をつけて、赦されていくのが救世の御神業です。 みこころと御経綸は、数霊によって明かされていきます。 六の力は無の力であって、創造と生命の誕生に働くのです。 六には、創と造の力・生と成の力・化と育の力が秘められています。 先人は、天地自然の運行や人のあり方を六に求めていますから、六(ム)の力を知っていたのです。
- 因縁は借りとなった
救世主様は、“この世に生命を享けるのは因縁による”と開かされました。 そして、“御神業によって因縁は清められていく”ことを明かされました。 さらに、夜の時代に累積してきた体主の因縁を仮にしてくださったのです。 これを、“因縁は借りとなった”と仰せられたのでした。 救世主様は、“因縁は借りなればこそ返すことによって救われる”とご開明になられたのでした。 そして、因縁の借りを返すには、感謝と素直と真実の生き方をすること。 言魂と洗霊による救世賜命にお使いすること。 世のため人のためになる(他のために為すこと)こと。 を神仰実践としてくださいました。
- 想念は因縁の写し鏡
救世主様の御言魂で、人間の因縁は想念にあることがわかりました。 想念を転換し変えることによって、因縁は変えられていきます。変わり換えて替えられていくことは、御神意によるお赦しです。 祖霊に代わって、化わった結果をだすことです。 想念は因縁を移しだす鏡であり、原因と結果を写しだす鏡でもあります。 因縁は原因があっての結果であり、結果は次の原因となる神理をいいます。 想念は因縁の写し鏡であり、原因と結果の写し鏡であることは、“想念に、人間すべての原因と結果がある” “想念は霊界の姿であり、祖霊の念願が息づいている” “想念次第で天国にも地獄にも往き、想念が自己に報われてくる” とくださる救世主様の御言魂から視ることができます。
- 真実になること、ただそれだけ
救世主様は、“救いの賜命は、無(六)の力をいただき真実になること。 ただ、それだけである。 真実になれば、祖霊と共に救われていく”と仰せられました。 真実の実生は、神仰の実践目標です。 真実になれば歓びが生まれ、歓びは力となります。 歓びの力は感謝をはぐくみ、感謝の想念は生き徃(ゆ)く力となるのです。 逆に真実がないと歓びは消され感謝は失せて、不平と不満の想念による邪心の足がかりとなるのです。 神に結ばれた真実(ム)の想念から発せられる言葉は、言魂となります。 六(ム)の働き、無の力を視り、感謝と素直と真実によって新しき生命をいただくのが神仰です。