2021年12月02日
「自己を生かす」眠っている天分を伸ばし完全燃焼を
前回よりの続きです。
「促しの部分」を見てみましょう。
1.自己を生かすためにはまず、他人を生かすことがたいせつである。
今人類は互いに足の引っ張り合いをしているように思えます。人を恨んだり、人を不幸におとし入れたりするなかに、悪い因縁を互いがつんでいくようでしかたがありません。そのような人々にちからをかしてくれるはずがないのです。神様がそのような人々に力を貸してくれるはずがないのです。みこころに適わないことなのですから当然です。救うものは救われるの実践によれば、神のみこころに適い自然に素晴らしい社会が誕生するに違いないのです。それが、「相乗効果」となるのです。
2.立場を生かして自己を生かすことと、愛情や親しみや慈しみをもって生かすことが大切である。
神仰の上においても、家庭にあっても、会社やその他の組織においても、それぞれが立場をもって、自己を生かそうとします。親は親として、子は子として自己を十分に生かすことが大切で、それが賜命というものでしょう。しかし、その立場を離れても、決して自己を生かせないというのではありません。たとえば、立場がなくても地位がなくても、自己を生かすことはできます。先に述べた相手を生かそうという想念さえあれば、愛情や慈しみの想念が生まれるのです。
3.努力の過程では、よく自己を省みることが大切である。
自己を生かしているかどうかはなかなか分からないものです。自分では、生かしているようでも十分でないときもたくさんあります。自己を生かすのに障害になるのが「慢心」ではないかと思います。また、大切なことは、自分なりの努力ではだめということです。もっと大きな世界に目覚めていく事が大切です。この神仰による自己を生かすことは正に、神様が相手ですから偉大なみこころと力をいただくだけではなく、これでよいということはありませんから、一生を通じて自己の向上が神様から望まれるのです。神仰は自己を生かすためには最高の道場です。