2021年11月13日
「自己を生かす」 眠っている天分を伸ばし、完全燃焼を
前回、少し書きましたが、続きとして
今は、一部の人にしかない能力であっても、もっと多くの人に獲得できる可能性は十分にあります。このような「天分」があるにも関わらず、どうしてそれらが発揮できないのでしょうか。その一つは、想念の在り方に問題があるのです。できないと思っていたり、その努力を怠ったり、「苦」と考えることが多く、想念の転換ができないのです。この天分については、生まれつきの才能といえば、個人差があると考えるのが一般的ですが、神仰上から言えば、その差は本当にはないのであって、どう発揮されるかその努力によると考えます。
但し、今の世に生きている人間においては全ての点において「天分」を発揮するには相当の努力が必要です。それだけの「器」にまで成長していないのです。その器を目指すことが、人間性の完成なのです。神性人間は「天分」を生かしきることのできる人間なのです。しかし、人間性の完成はなかなかできるわけではありません。では、人間としての本当の成長ががなければ「天分」を生かせないのかというとそうではありません。本当にその一部分であっても、生かそうと努力すれば、その生かした天分をもとに、人間完成に近付くことができるのです。その努力の過程に生まれるのが「個性」なのです。人間としての性格にしても、スポーツの分野においても、勉強の分野でも本当に天分を伸ばせばその成果は偉大です。
以上が初めての「神仰上の断定」の部分の概要です。次回は、促しの部分について見てみましょう。