2023年04月01日
生きる喜び 5
膵臓の検査を受けました。 今年で5年目です。 今回は、いつもの検査より検査項目が多く驚きました。医師にしてみれば、8年かかってガンになった患者を診ているのだから、慎重になるのだろうと思いました。 ですが、腫瘍マーカー等の単語を耳にして、動揺せずにはいられませんでした。
「いよいよ、膵臓の嚢胞がガン化していくんだな」と、私は思いました。 腫瘍マーカーで、ガンの物質などが出るそうです。 結果がわかるのは、1週間後でした。 結果待ちの間は、複雑な心境で、何とも言えない日々でした。 庭にある岩つつじの木を、よく眺めていました。 枯れ木のような姿から、ピンクの蕾や花を咲かせます。 この木の生命力に驚かされ、力強さと逞しさに自分を重ね、「私も強くなろう、あるがままを受け入れよう」と元気を出しました。
検査結果の日、自分でも驚くほど冷静でした。 いつもなら血圧が高くなって気持ちが動揺するのに、今回は107と70台の数字。他人事のように冷静でした。 診察室に呼ばれて、医師が画像を見ながら「嚢胞はガンにならないかも」と言いました。 嚢胞が全然変化していないそうです。
それを聞いた時に私は「川の流れのように8年くらいの歳月をかけガン化するはずが、川がせき止められた」と想いました。 「悪性のガンになると言っていたけど、奇跡が起こるのか」とも。 正直ほっとしました。 でも油断は出来ません、 あと最低でも3年は検査が必要です。 今は、仮の喜びと仮の幸せに過ぎません。 私は、つくづく想うことでした。 救世主様の絶対愛と絶対力、そして祖霊(先祖)に護られているのだなと。 有難いという感謝しかありません。