2023年03月06日
誕生日
今年も桃の節句、ひな祭りを迎えられて嬉しかったです。 いつからか、この日が来ると安心するようになりました。 私の誕生日でもあります。 歳を重ねることは複雑ですが、お雛様や桃の花を見たり、ひな祭りの美味しい食べ物があったりと、愉しい気持ちになります。 そして1番に想うことは、「また1年、命があったな」と、毎年想うことです。
晴れた空を眺め、風で木の緑が揺れるのを見て、こんな景色を、いつまでも眺めていたいと思うのです。 40を過ぎた頃から病気がちになり、初めて「死」について考えさせられたのが15年以上前です。 左胸に違和感があって心臓の専門病院に行きましたが、異常なく乳腺の病院を紹介されました。 「至急行くように」言われたことを覚えています。 予約を入れて診察日まで2〜3日ありました。 ある朝、家族で食事中、テレビで乳ガンで亡くなった芸能人のことが出ていました。 その話題の最中、私達家族は「シーン」と静まりました。 おそらく誰も聞きたくなかったのだと思います。
ようやく病院の日。 息子が心配して、病院の入り口まで一緒でした。 診察が終わるのを近くの本屋で待っていました。 ガンではなく、確かリンパの病気だったと思います。 家族も安心したようでしたが、半年近く病院通いでした。
私は毎年、誕生日を迎える度に、いろいろなことを思い出し、想いながら、生きています。 信(神)仰の教えに支えられ、同志と友人に励まされ、全てに感謝です。 年末年始、誕生日は特に想うことです。 雛人形には、災いや厄を祓うという意味があります。 私の厄を先祖と共に、祓ってくれているのかもしれません。