2015年12月19日
御神業を継いでいこう
「継ぐ」というと、“家督や家業を継ぐ”が頭に浮かびます。
「継ぐ」に類似している言葉として「繋ぐ」があります。
辞書でみてみますと、「継ぐ」は“結び合わせたり、足したりして一続きのものとする。ものごとが断絶しないように、前に続けて行うこと”とあります。
「繋ぐ」は“離れているもの、切れている物を一続きのものに結びつける”とあります。
このように、継いでいくことと繋いでいくことは同じようで違います。
継いでいくということは、切れることなく、連綿として続いていくようにしていくことです。生命と同じです。
今年は戦後70年でした。特に印象に残っていることは、実体験された方が年々少なくなり、当時の想いを継いでいくことが難しくなってきているということです。今後は、戦争を知らない人が、代わって継いでいかなければなりません。
戦争のことだけでなく、様々な分野でも継ぐということが課題となっています。
世代交代は30年といわれます。30年を通して引き継ぎ、受け継がれていきます。
最初の30年は、自分がさまざまな縁を通して、成長していくための大事なときです。そして親や先輩からさまざまなことを継いでいく準備の期間であり、受け継ぐときとなります。
次の30年は、自分だけでなく、家族や共に生きていく人といっしょに成長していくときです。そして、子や後輩に継いでいくときとなります。
60年のときを経て、“還暦”を迎えます。
これまでの60年間は、自分と自分の家族をはじめ直接関係する人のために生きる時間がほとんどです。
60歳からは、他のために生きていく時間です。まさに“他のために為す”救い輪を大きく展開していくときとなります。
日月地の神世創造のため、言魂と洗霊の御神業を、家族にそして多くの人に継いでいきましょう。