救世主教の投稿

救世主教 TOP> 教え >棚卸し

棚卸し

2016年12月19日

棚卸し

棚卸しは、御存じのように決算や在庫整理などのためにするものです。

文字通り、昔は一つ一つ棚からおろして調べていましたが、今ではコンピュータ管理によって手間いらず。楽になったかと思えばさにあらず、他の仕事が増えて、なかなか楽にはなれないものです。

棚卸しは「人や物の欠点を一つ一つ数え上げて、言い立てること」ともあります。
人や物の欠点はいくらでもみえてきます。自分の欠点は、分かっていても認めようとしません。隠そうと必死です。そのような自分を矯めなおしたいものです。

年末の今、大切なことは一年間の“心の棚卸し”をすることです。
心の棚卸しのキーワードは“感謝と素直”です。
お世話になった人(物)は?成長のために矯めなおさなければならないことは?
心には“執着”という困ったものがあって、どうにも棚からおりて来ないものがあるものです。
感謝と素直がないと、上辺だけの棚卸しとなって、ほんとうの棚卸しはできません。

一年間の良いことも悪いことも棚卸ができたら、一年間頑張ってきた自分が見えてきます。そこには「ありがとう」という感謝の言葉が自然とでてきます。そして素直に「いい一年だった」と思うことができます。

大切なことがもう一つ。

棚卸しをしたら、心を空っぽにして新年を迎えましょう。悪いことをいつまでも引きずらず、良いことも執着せずに全部空にしてしまいましょう。
そうでないと、新しいものは入ってこないからです。
良いことを覚えていると、そのときと比べてしまって、「あのときは良かった」と不平不満がでてきて、前へ進めなくなります。
さっぱりと空っぽにして「あけまして、おめでとうございます」と気持ちよく新年が迎えられるように、心の棚卸しをしましょう。