2022年06月16日
心の再生 2
義母と関わることを減らしていきました。ストレスを溜める生活は病気の元だと。 しかし、正月は会わないわけにはいかないので元旦に家族4人で行きました。 義母は歳をとるにつれ足腰が弱くなっていました。
「痛い、痛い」と大声で言います。 おそらく優しくしてほしかったのでしょう。 孫に「おばあちゃん大丈夫?」などと声をかけてもらいたかったと思います。 でも皆んな黙ったまま。優しい言葉の一つもかけられません。 かけることが出来ないのです。 そのうち「この痛みは自分しかわからないんだ」と大声で怒りながら言っていました。
人間というのは優しくされたら、自分も同じように優しく出来ると思うのです。 嫌味、皮肉、当てつけを言うような人には優しく出来ないのです。 神仰的に考えれば、義母は心が病んでいたのかもしれません。 義母の姿は私自身だったのかもと。
弱者に寄り添うことは大事だと思っています。 病気のことや痛み苦しみは解らずとも、励ましたり元気づけることは出来ると思うのです。 この義母の生き方をみて私は気づきました。
この1年話題にすら出なかった義母。 とてつもなく嫌なことしか浮かびません。でも嫌な思い出は捨てたいと考えてます。 自分の心が醜くなってしまいます。 義母も成仏できないでしょう。これから私は清々しい心と、気持ちで生きていきたいです。この義母が亡くなった影響で、精神を患う義兄が大きく変わりました。
つづく