2022年02月16日
雨水
立春から数えて15日目頃は、雨水。空から降るものが雪から雨に変わり、氷が溶けて水になるという意味です。雪解けが始まる頃のこと。草木が芽生える頃で、昔から農耕の準備を始める目安となっていました。
春一番が吹くのもこの頃ですが、実際のところ春は遠いですね。2月に入って関東地方などは大雪だったり、鹿児島も冷える日があったりと寒いです。三寒四温(寒い日が3日ほど続くと、その後4日間くらい暖かい)を繰り返しながら段々と暖かくなって春へと向かうんでしょう。家に居ることが増えています。
雨水、この日に雛人形を飾ると良縁に恵まれるといわれます。女の子のいる御家庭は雛飾りもいいかと思います。あともう少しで暖かくなりますよ。人間は暑ければ「暑い」と、寒ければ「寒い」と嘆いてしまいます。ですが、夏は冬に感謝し、冬は夏に感謝が大切です。
この時期に、おいしい和菓子はうぐいす餅です。柔らかく煉り上げた餅で、ふっくら上品な甘みの粒あんを包み、香ばしいきな粉をたっぷりかければ美味しい。早春の訪れを告げる、朝生菓子ですね。